2021/04/10 Category:

合同会社地点 コンプライアンス向上の取り組みにつきまして

 

 

今後の取り組みについて以下のように取り決めましたので、お知らせいたします。

 
雇用問題への取り組み
▶︎就業規則の遵守 …… 形骸化させず、社内での周知を徹底するとともに、定められた規則を遵守します。
▶︎就業規則及び雇用契約書の定期的な見直し …… 一年毎に見直し、会社の経営状況や社会情勢に即した内容へ更新します。
▶︎労使協議の実施 …… 俳優のみのミーティングを実施し、必要に応じて経営陣との話し合いの場(いわゆる労使協議・団体交渉に準ずる機会)を持ちます。
 
ハラスメント問題への取り組み
▶︎相談窓口の設置 …… 会社規模を鑑み、社内には秘密を守りながら双方のヒアリング調査を実施する担当部署の設置が不可能であるとの判断から、第三者機関と連携することによって問題解決にあたります。

 
日本の文化芸術分野においては、残念ながら、低賃金と長時間労働が業界内で常態化していると認識しています。適切な報酬・契約のあり方について考え、労働環境を改善していくことなしには、雇用問題・ハラスメント問題の根本的な解決はあり得ません。例えば、俳優の雇用にあたって、稽古場や劇場にくる前段階の仕事への対価はどのように考えるべきか、また、ある程度の集中が求められる創作現場を抱えながらワークライフバランスを保って仕事を続けるにはシーズン制を導入すべきではないか等、舞台芸術特有の問題については他団体とも情報交換をしながら検討を重ねていかなければならないと思います。今後も持続可能な活動形態を模索しつつ、業界団体や助成機関へ相談・提案していくことによって労働環境のさらなる改善を目指します。